野菜のスーパーカブ
5年ほど前からずっとスーパーカブが欲しい。家に置くスペースがないので二の足を踏んでいるものの、いつか庭付きの家に住んだら手に入れたいアイテムである。
なんていったって、あのかわいいフォルムがいいのだ。
もはや乗れなくてもいいので家に飾りたい。今からどの色にしようか迷っているけど、やっぱり赤カブかな。
赤カブなら野菜のカブでも作れそうじゃないですか。それならスーパーですぐ買える!!ちょっと徒歩で買いに行ってきます。
カブ特売日
ラッキーなことに、ちょうどカブの特売日で1束130円だった。 どれくらい必要なのか分からないので、多めに買っておこう!
赤カブも探したが全然見つからない。漬物の赤カブでもいいと思ったのだが、漬物さえ売っていない。え……!?赤カブって実家でよく食べていた気がするけど、どこに売っているもの……?道の駅?
調べると赤カブは秋〜冬に出回る野菜とのこと。漬物もその時期にしか売ってないようだ。全然知らなかった……。
ちなみに黒カブも存在するらしい。タイヤにちょうどいいので欲しかったけど、そちらも同じ時期にしか出回らないそう。そもそも日本では入手困難らしく、調べたら種だけ通販していた。手に入れるには育てるしかないのか。
白いカブが一年中手に入るから他も売ってると思っていた。色付きカブ事情を完全になめていた……。
今回は入手できないので、食紅でカブを染めて代用することにした。
本当はタイヤの黒が欲しかったけど売ってなかった。赤、青、黄の3原色を混ぜれば茶色になるので、混色して染めよう。
食紅の箱の側面に、用途として「漬物」と書かれているのを発見した。
漬物だとカブにピッタリだ。よし!スーパーカブの漬物を作ろう!!
カブを切る
まずはどのパーツから作っていけばいいだろうか。
カブが意外と小さく、使えそうな大きめのパーツは1株に2個ぐらいしか取れない。下手したら1個である。真ん中の一番太いところをどう生かすかが重要になってくる。たまり醤油のように、素材の一番いいところを抽出して作る高級漬物になりそうだ。
小さいナイフを買いに
大きい包丁じゃ細かいカットがやりづらかったので、100円ショップで小さいナイフを買ってきた。
大きい包丁の時より小回りがきくようになったぞ。このままパーツを切り出そう!
竹串で組み立て
全部食べられるようにパスタを刺してジョイントしようかと思ったけど、最終的に漬物にする予定なのでふやけそう。ここはしっかり固定したいので竹串で刺すことにした。
薄いと割れてしまうことが判明。カブの皮を剥かない方が強度が高いだろうか。 竹串を刺す位置も重要なので慎重に作業しよう。
組み立てなくていい
竹串に刺しながら作ろうと思ったが、パーツ別に染める必要があるのでまだ組み立てなくて良いことに気づいた。どうせまたバラすのになんで刺してしまったんだ。穴あくだけじゃん。
組み立てた時のことを想像しつつ、パーツだけ切っていこう。
すでにどのパーツだったかあやふやになっているけど、一応カット作業は全て終わった。
塩をふって水分を抜いたほうが色が染まりやすいとの情報を得たので、この状態のまま塩を振ってしばらく放置します。
カブを染める
塩を振っただけなのに、かなり水分を抜くことができた。食紅を溶かした水にそれぞれのパーツを漬けていこう!
よい皿がなかったのでフライパンで漬けることにした。あまり濃くしなくても染まると聞いたので控えめに入れたけど、現時点ではかなり薄い。皮付きでもうまく染まるのだろうか。不安だったので、全部取り出して皮を剥き直しておいた。
いつも漬物を作るときは白だしを入れるけど、色に影響したら怖いので今回は塩だけにしておこう。白だし色のスーパーカブなんて嫌だ!!絶対赤カブがいい!!
タイヤやハンドルのために茶色も作ろうとしたけど、赤青黄を混ぜたら苔のような色になった。
緑でも濃くなってくれればタイヤパーツとして使えそう。このまま一晩漬け込むことにした。
〜次の日〜
液の中から取り出してもなかなかの発色の良さ。
漬物の味が気になるところだけど、食べるとパーツがなくなるので我慢しよう。これを竹串で組み立てれば完成だ!!
完成
まだらに染まっていることによって水彩画のような美しさが……!!爽やかな夏の絵はがきみたい……!!
白いカブの部分に色が滲んでいるのもキレイ。 タイヤやハンドルの色もうまく馴染んでいる!
漬物の強度がすごい。食べ物で何かを作ったときはだいたいすぐ壊れるけど、こんなに安定感があるのは初めてだ。何か作りたいときは漬物をおすすめします。
実食
ずっと眺めていたいけど、漬物なので味も気になる。結局6株使って1台のスーパーカブを作ることができた。余った部分も調理して、スーパーカブの漬物と一緒にいただこう!
品数はたくさんあるけど、 本当にカブしかない。カブづくしの晩御飯、いただきます!
まずは気になるスーパーカブの漬物から。
スーパー薄味なスーパーカブの浅漬けであった。やっぱり白だし入れればよかったかな。
でもサラダとして食べたらちょうど良かったので、スーパーカブの座席にマヨネーズを乗せて食べよう。
可愛いけど、食べてなくなってしまうのはやっぱり寂しい。いつか本物の食べられないスーパーカブが欲しいです。
はげます会限定連載「とりもちうずらの月イチぬいぐるみ通信」
みなさん極限に暇になったときにやることはありますか。
身の周りに全く娯楽がなくて暇なとき、私が友達とやっていることがあるので今回は2つ紹介します。
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